2202補完計画。始動?

ずっと書こうかな、どうしようかなっと思っていた、2202補完計画。
なぜ、補完計画。なるものを始めたのか、初心に戻って、書いてみました。

『愛が生まれた』
こっちは元歌の副題。
うまく書けるかな?
4章がどうなっているのか、テレザート星までのスケジュール考えてると、2203年にそのうちなっちゃうんじゃないかと(ヤマトが地球に着いたのが2199年12月8日だとすると)心配です。
ここは、日本式に2202年度のお話って解釈すればいいのでしょうか。



「あれは、地球の『いじめ』というやつか」
ガミラス人将校のクラウス・キーマンは、山本玲の案内で、ヤマト食堂の入り口から見た光景を、そう評した。
「いえ、あれは……」
「私だったら、嫌だな」
クラウスは玲の言葉をかき消した。食堂は満席なのに、古代進が座るテーブルの周りだけ、皆がわざと避けているように、誰も座ってないからだ。
「そして、古代の横にいるのは……」
クラウス の視線が一点に向かっていた。
「キーマン中尉、そんなじっと見ないでください」
玲は小声で囁いた。
「古代さんと雪さんは今までも色々な困難があって……雪さんがガミラスに誘拐されたことや、デスラー総統の襲撃時には撃たれて、一時は死亡と診断されたこともありました」
クラウスは進の姿をもう一度見た。
黙々と食事を摂っている進の姿は、ただ食事をしていることも義務的に、食べたくなくても食べなくてはという姿だった。
「キーマン中尉」
クラウスの視線に気づいた進からの声だった。
クラウスは手を挙げ、答えた。
「今は古代を一人にしてはいけない」
玲はクラウスの小さなつぶやきを聞き逃さなかった。
「キーマン中尉……」
玲は大股で歩くクラウスの後を追った。
進のそばの席に着くと、クラウスは座わり、食事を始めた。その姿を見ていた進はまた、食事を続けた。
玲はクラウスの横に座ると、進の横に座っていた森雪に小さく挨拶した。
「艦長代理」
黙々と食事を摂っている四人に人が近づいてきた。
「艦長代理、第一艦橋の副長が」
四人は顔を上げた。
「今から、第一艦橋へ行くと副長に」
進は立ち上がった。隣の雪が進の顔を見上げている。
クラウスは食べながら、そんな二人の様子を見ていた。
進は雪の耳元に顔を近づけた。
「Happy Birthday」
あまりにも小さな声で、玲もうっかりしていたら聞き逃していただろう。雪が「ありがとう」と、小さく頷いた。
進はクラウスに挨拶をすると、急いで出口へ向かって行った。
「船務長、お誕生日おめでとうございます」
食堂内は、いくつかの大きな声が飛び交った。
クラウスはそれを怪訝な顔を見ていた。
「今日は雪さんの誕生日なんです。でも、みんなできるだけ、古代さんが最初に言えるように見守っていたんです」
玲の言葉に、クラウスは小さく唸った。
「やっぱり、いじめじゃないか」
玲は小さく笑う雪の顔を見た。
クラウスは食事を再び食べ始めた。

タイトル『Happy Birthday ~愛が生まれた~』



小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (1)
KADOKAWA
2017-10-13
皆川 ゆか


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なぜか私は、10話の宇宙ボタルを何回か観てしまいます。

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